専門・認定看護師
SPECIALIST大牟田病院認定看護師教育課程修学資金制度について
当院には、さらなる看護の専門性を志す、意欲のある職員を支援する仕組みがあります。
これまでに全員の看護師がこの制度を利用して、認定資格を取得しています。
専門・認定看護師一覧
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慢性疾患看護専門看護師
慢性疾患看護専門看護師
田中 亜由美
自己紹介
看護師のよりよい実践ができる支援や多職種との連携をしながら、神経難病を中心に、慢性疾患患者さんの体験に寄り添い、患者さんの可能性を一緒に考えるパートナーとなり、生活調整や意思決定支援等を行っています。
活動内容
- 神経難病患者の緩和ケア
- 意思決定支援
- 長期療養患者の倫理調整
- 多職種からの相談
- ケアカンファレンス委員会を通じたカンファレンスの質の向上
- 研修講師
意思決定支援・看護倫理・リフレクション・研究指導など
トピックス
- 令和5年度スモンの集い(九州大学百年講堂)
- 2023年10月29日
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シンポジウム「スモンの風化防止について考える」を企画し、座長を務めました。福祉分野で風化防止に取り組んでいる講師を招き、スモン患者さんに体験の語りをもとに、会場参加者と意見交換をすることができました。
- 令和5年度南筑後保健所ALS交流会
- 2023年10月17日
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ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者さんとご家族が参加される交流会で、講師の立場で参加しました。医療機関の役割について、医療従事者や地域関係者がチームとなり、病状への対応や相談、意思決定を支えることの重要性について伝えました。
資格取得のきっかけ
高校生の時、筋ジストロフィー患者さんに対するボランティアがきっかけで神経難病に関心をもちました。脳神経内科で勤務する中で、神経難病看護の難しさを感じ、もっと看護を学ぶ必要があると思い、大学院CNSコースに進みました。
感染管理認定看護師(2名)
感染管理認定看護師
竹田 美智枝
自己紹介
2014年に感染管理認定看護師となり、10年目となります。
患者さまや職員、病院に関連した地域の皆さんと協力しながら感染予防対策に取り組んでいきたいと思います。
よろしくお願いします。
活動内容
感染管理担当者として、医療関連感染の発生を防ぐことを目的に活動します。感染症の発生状況や耐性菌検出状況を把握し、対策を検討します。また、医師・薬剤師・検査技師・看護師で構成された感染対策チームの一員として毎週院内ラウンドを行い、対策の見直しを行います。施設に応じた実行可能な対策を立案し、医療関連感染の発生防止に努めていきます。
トピックス
- 第77回 国立病院総合医学会
- 2023年10月20日 - 10月21日
資格取得のきっかけ
当時勤務していた福岡東医療センターが第1種感染指定医療機関に指定されることとなり、感染対策に関する専門性を高めたいと考え資格を取得しました。
感染管理認定看護師
赤峰 麻衣子
自己紹介
患者さんその家族、病院に関わる全ての人を感染から守るために、研修や指導、感染対策の相談を行います。
感染に対するリスクを最小限に抑えるために現場と連携を図りながら、迅速な対応ができるように努めています。
活動内容
ICT活動
ICTラウンドICC会義、ICT会議の開催、地域連携:合同カンファレンス、相互ラウンド、感染対策に関わる教育
AST活動
ASTラウンド、抗菌薬適正使用に関わる教育・啓発等
トピックス
- 第38回日本環境感染学会総会・学術集会
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2023年7月20日~7月22日パシフィコ横浜ノース開催に参加しました。
資格取得のきっかけ
感染リンクナースを経験した際、病棟スタッフへ感染対策を意識してもらうことが難しいと感じました。 感染管理の大切さを理解してもらうためには、自分がしっかり感染管理について、勉強してスタッフへ伝える必要があると思ったことがきっかけです。
摂食嚥下障害看護認定看護師
摂食嚥下障害看護認定看護師
阿部 素子
自己紹介
役割として、食べる事が困難な患者様に対して可能性を引き出し、安全に口から食べる事を支える活動を行います。
患者様並びにご家族の食べる事への希望を受け止め、QOLを重視した関わりを行っていきたいと考えます。
活動内容
- 摂食機能療法の調整
- 摂食嚥下障害患者への看護支援及びスタッフへの指導
- NST活動として、NSTラウンド実施、栄養治療実施計画兼報告書の作成など
- 院内・院外研修
トピックス
院内研修として摂食機能療法について、口腔ケア、安全な食事介助方法などを、実践を交えて行っています。
院内・院外受講者を対象とし、開口障害への援助についてWeb研修を行いました
資格取得のきっかけ
摂食嚥下障害の研修に参加した事がきっかけです。 口から食べる事で幸福感が得られ、前向きになれる事を改めて感じ、少しでも支援出来ればと思い専門的な知識、技術を得るために認定資格を取ろうと思いました。
皮膚・排泄ケア認定看護師(2名)
皮膚・排泄ケア認定看護師
草津 民子
自己紹介
主に褥瘡予防対策に力を入れています。スキンケアは病院だけでなく、ご自宅や施設でも継続することが大切だと考えています。患者さま、ご家族、職員の身近な相談役になれるように頑張ります。よろしくお願いいたします。
活動内容
- 褥瘡ラウンド
- 日頃のスキンケアの充実と状態に応じた褥瘡予防対策の実施にむけて、活動していきます
トピックス
準備中
資格取得のきっかけ
看護師としての経験がまだ浅かったころ、人工肛門を増設される患者さまを受け持ちましたが、スキンケアや装具選択などの説明ができず、不安な気持ちにさせてしまいました。専門的知識や技術を習得し、患者さまやご家族に信頼される看護師になりたいと思い、資格取得を目指しました。
皮膚・排泄ケア認定看護師
花村 由希
自己紹介
褥瘡の予防から治癒までを専従とする褥瘡管理者として努めています。皮膚科医師と協働し褥瘡ケアの他に、
創傷ケア・排泄ケア・フットケア・瘻孔ケアなどスキンケアを基盤としたケア方法の検討や指導などを行っています。
活動内容
主な活動は、褥瘡予防対策と褥瘡の早期治癒へ向けてのケアの充実を図ることです。
ベッドサイドに伺い患者様の実際の状態を診て、聞いて、患者様の苦痛緩和・早期治癒・再発防止に努めています。
トピックス
今年度の研修
- 褥瘡ケア院内認定コース(全6回)
- スキンケアコース(全3回)
- 排泄ケアコース(全3回)
資格取得のきっかけ
現在は、常勤の皮膚科医師がいますが、以前は、常勤の皮膚科医師がおらず、週一回の皮膚科の往診を待つ状態でした。 初期対応やその間の処置方法に困ることがあり、活かせる専門知識学びたいと思い認定の資格取得を目指しました。
認知症看護認定看護師
認知症看護認定看護師
緒方 由美
自己紹介
認知症の方は、身体の不調や感情を言語的に伝える事が難しくなり、要求を行動で表わしていることがあります。
表面に表れる行動にとらわれず、その理由や意味をひもとき、患者様に合った関わり方やケアの方法を一緒に考えていきます。
活動内容
- 認知症ケアチーム活動
- 認知機能低下に伴う生活障害に対する支援
- BPSDの予防と緩和ケア
- コミュニケーション方法の支援
- 療養生活における環境調整
- リンクナースの育成
隔月で会議を開催・ミニレクチャーや事例検討会を行い、知識と技術の向上と病棟で中心的にケアの実践ができる看護師の育成に努めています。 - 院内研修・病棟勉強会
- 院外のケア従事者への研修会の実施
トピックス
老年看護学会第28回学術集会に参加しました。
資格取得のきっかけ
認知症患者と関わる中で、ケアがうまくいかない難しさを感じ、もっと知識を深めたいと思ったことがきっかけです。
緩和ケア認定看護師(2名)
緩和ケア認定看護師
佐藤 佑圭
自己紹介
がん・非がん疾患の患者さんとご家族に対し、身体や心などのつらさをやわらげ、よりよい生活を送っていただけるように多職種で支援しています。 患者さん・ご家族のご希望を尊重し寄り添うことを大切にしています。
活動内容
- 緩和ケアチームラウンド
- 患者さんとの面談
- 苦痛スクリーニング
- インフォームドコンセントの同席
- デスカンファレンスやケアカンファレンスへの参加
- 認定研修や病棟学習会の開催
トピックス
今年度はアドバンス・ケア・プランニングに関する教育に力を入れて取り組んでいます。
資格取得のきっかけ
症状緩和が困難な患者さんや看取りを経験するなかで、もっと自分にできる事があるのではないかと悩みました。 専門的に勉強することで、患者さんご家族へもっといい看護ケアを提供できるようになりたいと思ったことがきっかけです。
緩和ケア認定看護師
西 崇
自己紹介
つらい症状の緩和や心のケアを行い、患者さんやご家族が疾患と上手に付き合いながらその人らしい生活が送れるよう多職種の医療チームとサポートしています。
活動内容
- 緩和ケアチームラウンド
- 患者さんとの面談
- 苦痛スクリーニング
- デスカンファレンスの参加
- 認定研修や病棟学習会の開催
トピックス
今年度は11月にWebによるライブ動画配信「がん患者の栄養管理について」、12月に「尊厳ある生と死、大切な生活をつなぐ」について研修を行います。
資格取得のきっかけ
今までの看護の経験から、がん、非がん患者やその家族の支えになりたい、そのような患者さんへの看護に困難を抱える看護師に対し、サポートしたいと思うようになったのがきっかけです。
がん化学療法看護認定看護師
がん化学療法看護認定看護師
奥園 恵
自己紹介
他院での各診療科における抗がん剤治療の経験を生かし、現在は呼吸器疾患の治療に携わっています。
近年は、個々の患者さんがもつ遺伝子別に治療内容を選択するという細分化した医療が施されていますが、その中でも肺がんは特に複雑です。療養中の患者さんには安心 して治療を受けていただけるように、病棟スタッフをはじめ、医師・薬剤師・栄養士で協力し合い、各専門職種でサポートの行き届いた療養環境を整えています。
活動内容
化学療法を実践している病棟において、曝露防止の基本的なことから、各薬剤の作用機序、副作用対策など勉強会を行い、知識と技術面の向上に努めています。 また、各スタッフが安全に化学療法を実践できるように各レジメン、各薬剤についてマニュアルを作成し、業務に活用しています。院外においては一般市民を対象に、がん予防やがんに関する情報を普及する講演活動を行っています。
トピックス
がんに関する情報を科学雑誌や研究論文、学会等から常に収集することに努めており、呼吸器以外のがんについても相談を受けています。 日本癌治療学会認定がんネットワークナビゲーターの任務として、がんの予防と治療、再発や進行を抑え、生存期間を延長させる方法等について、大牟田市、みやま市、柳川市、大川市を主に講演活動を行っています。 令和6年4月に柳川、5月にみやま市で肺がんセミナーの講演予定です。
資格取得のきっかけ
- 2012 年に、がん化学療法看護認定看護師の資格を取得しました。
-
がん集学治療病棟に勤務したことから、2007年に久留米大学認定オンコロジーナースを取得し、がん看護に携わっている中、2010年に化学療法センター勤務になりました。 患者さんが抗がん剤の副作用に苦痛を負いながら治療を頑張っておられるのを目にし、文献では得られない専門的教育を受ける必要性を感じ、資格取得を志しました。