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リハビリテーション科

REHABILITATION

リハビリテーション科の目標

  1. 安全で質の高いリハビリテーションの提供
  2. 効率的な病院経営への積極的参画
  3. 臨床研究・教育の推進
  4. 働きやすい職場環境の整備

スタッフ

  • リハビリテーション科医長(脳神経内科)1名
  • 理学療法士7名
  • 作業療法士6名
  • 言語聴覚士4名
  • 助手1名

リハビリ施設基準

  • 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 廃用症候群リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 運動器リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 障害児(者)リハビリテーション料

理学療法(Physical Therapy)

理学療法とは病気、けが、高齢、障害などによって運動機能が低下した状態にある人々に対し、運動機能の維持・改善を目的に運動、温熱、電気、水、光線などの物理的手段を用いて行われる治療法です。 (公社)理学療法士協会文章より抜粋

当院では主に呼吸器内科・外科の方に対して、運動機能の維持・改善を目的にリハビリを行います。
呼吸器疾患に対しては自転車エルゴメーターや歩行を通じた持久力を高める運動や、呼吸方法の指導、排痰練習、在宅酸素療法(HOT)機器の使用の練習、生活の中でどのくらいで休憩するか、運動するかなど自己管理指導など実施します。
神経疾患に関しては、病気の特性や生活や動作レベルを考慮し、歩行や車いすの操作練習、姿勢の整え方、筋力や体力、関節の動きを維持する練習など実施します。その他、病気の状態や患者様の運動機能に応じて福祉用具や補装具の提案をし、退院に向けての支援も行います。
また、重症心身障害児(者)や筋ジストロフィーなど長期療養をされている方に対し、関節の動きや簡単な運動、実際の能力に応じて車いす作成時の提案やポジショニング(姿勢調整)を行います。

作業療法(Occupational Therapy)

作業療法とは、人々の健康と幸福を促進するために、医療、保健、福祉、教育、職業などの領域で行われる、作業に焦点を当てた治療、指導、援助である。 作業とは、対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行 為を指す。――(社)日本作業療法士協会・定義文章より抜粋

作業療法の内容

主に神経難病、筋ジストロフィーなどの患者様を対象に作業療法を行っています。

日常生活動作

日常生活動作は代表的なもので、食事、整容、更衣、排泄、入浴があります。
作業療法ではこれらの日常生活動作を評価し、患者様個々に合わせたプログラムを作成し訓練を行っています。
この際、これらの動作を負担なく円滑に行えるように自助具の作成・利用や動作時の姿勢の調整などの環境調整も行っています。

作業活動

作業療法では、作業活動を関節可動域や筋力などの機能の維持・向上をはかるための治療の手段としています。
患者様の興味がある作業を選択し、楽しみながら少しでも継続していき、QOL(生活の質)の向上に繋がっていくことを目標としています。

コミュニケーションの手段の検討

当院の入院患者様の多くの方がコミュニケーション機器を必要としています。
残存機能の評価を行い、患者様個々にあった機器の提供を行っています。

言語療法(Speech Therapy)

言語聴覚士とは、ことばによるコミュニケーションに問題がある方に専門的なサービスを提供し、自分らしい生活を構築できるよう支援する専門職です。
また、摂食・嚥下の問題にも専門的に対応します。 ---日本言語聴覚士協会文章より抜粋

当院の言語療法では、脳疾患や神経・筋疾患の症状の一つであるコミュニケーション障害、摂食嚥下障害(食べ物をかんで飲み込む)等の問題をもたれている患者さまを対象に専門的サービスを提供しています。

コミュニケーション障害

神経・筋疾患の患者様の構音障害(言葉を作る障害)に対し評価・訓練を行い、代償手段も考えながら、機能の維持・改善を目標にアプローチしています。また、失語症患者様に対する評価・訓練も行っています。

摂食嚥下障害(食べ物をかんで飲み込む)

摂食嚥下障害に対し各種検査や食事場面の観察を通し見えてきた問題点を改善するために、訓練・環境設定・指導を行っています。

治験等研究活動

  • 「スピンラザ髄注使用成績調査」
  • 「エブリスデイ服用使用成績調査」
  • 「デュシャンヌ型筋ジストロフィー患者を対象としたTAS-205第3相試験」

の身体的評価の協力も行っています。