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呼吸器外科

RESPIRATORY SURGERY

概要

当院における呼吸器外科疾患の外科治療は、2014年4月より福岡大学医学部呼吸器・乳腺内分泌・小児外科教室の関連施設として診療を再開して以来の約8年間で、肺癌、縦隔腫瘍、気胸など約600例の手術を行っています。 再開時より、呼吸器センターの外科部門として、呼吸器内科と協力し、種々の呼吸器疾患の治療成績向上に努めています。

当科担当医師

当科担当医師として2015年度に私が参りましてから昨年で満8年間が経過いたしました。 2021年3月をもって大学教室の岩崎昭憲教授(現在:福岡大学病院総院長)が退任され、2021年4月から佐藤寿彦新教授のもと新体制となりましたが、これまで通り応援ご指導いただきながら、診療を継続しております。 2018年度より大学医局人事の都合で常勤外科医師一人体制となっておりましたが、医局人事により、三股頌平先生が大学病院に戻ることとなり、2024年4月から新たに岩中剛先生に来ていただき、二人体制を継続しております。
また手術の際に不可欠な麻酔に関しましては、非常勤の先生にお願いしておりますが、優秀な先生方で、また各症例にフレキシブルに対応していただき非常に助かっております。

外来診療体制

外来は火曜日と金曜日で診療いたしております。 自然気胸など緊急症例に関しましても、麻酔等の問題を抱えてはおりますが、曜日を問わず対応させていただいております。

対象となる疾患

呼吸器外科の主な対象疾患は肺癌、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍、良性肺腫瘍、胸壁腫瘍、自然気胸、肺のう胞症、びまん性肺疾患の肺生検、膿胸などがありますが、当院におきましても種々の疾患に対して胸腔鏡手術(ビデオモニターを使用し、傷が小さく、体へのダメージが少ない手術)を積極的に導入しております。 肺癌の治療に関しましては、存在部位にもよりますが、原則胸腔鏡手術で行っております。 早期から呼吸器リハビリを導入し、平均で術後1週間で退院となり、早期の社会復帰が可能です。
早期肺癌に対しても慎重に検討したうえで、術中迅速診断を応用し、積極的に肺を温存する区域切除や部分切除も施行しています。
合併症を持った方から高齢の患者様など幅広く対応するつもりですが、院内院外の各科専門医と連携し患者様一人一人の病状にあった治療方針を立てるようにしております。 また進行肺癌に対する集学的治療に関しても呼吸器内科・病理診断科との合同カンファレンスで十分検討し各科連携のもと計画・実施いたしております。
また当院には神経・筋疾患難病患者様が大勢ご入院されており、外科的加療を必要とされるが他施設に依頼することが困難な方もおられ、微力ながらお役に立てるよう努めております。

施設認定

  • 呼吸器外科修練関連施設 (呼吸器外科専門医合同委員会)
  • 外科専門医制度修練関連施設 (日本外科学会)

手術実績

手術実績

医師紹介

稲田 一雄(外科医長)
  • 日本外科学会専門医・指導医
  • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
  • 日本消化器外科学会専門医・指導医
  • 日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
  • 日本呼吸器外科学会専門医
  • 日本乳癌学会乳腺専門医
  • 検診マンモグラフィ読影認定医師
  • 福岡救急医学会 評議員
岩中 剛(呼吸器外科医師)
  • 日本外科学会外科専門医
  • 日本小児外科学会認定小児外科専門医